自動車レースの事故

自動車レース

自動車レースは熱狂や興奮を観る人に与えますが、時に凄惨な事故が発生することもあります。

近年は安全性能が向上している一方で、スピードが増したことによって、事故発生時の問題が大きくなりやすい傾向です。

自動車レースの事故原因

原因はいくつかありますが、1つはドライバーの集中力の欠如で、一瞬の判断ミスが衝突に結びつきます。

特に連続した緊張感を伴うF1や耐久レースなどでは、自動車事故の発生リスクが高いといえるでしょう。
その為、近年においてはドライバーの健康管理が重視されるようになっています。
一方では車両の整備不良も、命に関わるように問題に発展することがあります。
高速で走り精密な操作が求められるレースでは、自動車の整備に徹底的なコストや労力を掛けるものです。

しかしそれでも構造が複雑化している車両の整備は難しく、どれだけ細心の注意を払っても常に完璧とはいかないわけです。

他にも、路面状況や視界の不良といった、天候が悪影響を及ぼすケースもあります。

自動車レースの事例

レースの難易度が格段に高く、僅かな操作ミスが事故に繋がるF1では、1954年に最初のドライバー死亡例が確認されています。

1958年にはイタリアとイギリスで3人の死亡が立て続けに起こり、興奮をもたらす自動車に潜む、もう1つの側面をまざまざと見せつけました。

コースアウトで衝突したり、車両の横転によりドライバーが車外に投げ飛ばされるなど、ほぼ即死のケースが相次ぎます。

観客を巻き込んだケースもありますから、それだけに安全対策が急務になったものと思われます。

1960年代に入ると、下顎から上を切断して死亡したり、コースアウトで即死といった事故が頻発するようになりました。

車両が炎上して火傷をした後に亡くなったり、クラッシュに巻き込まれて自動車が大破したレースも存在します。

このような悲劇は各年代で起こっていて、1980年代以降は減少傾向ですが、2000年代になってからも死亡者は出ています。

人々に衝撃を与えた事例といえば、1994年にイタリアで発生したアイルトン・セナのケースです。

コースアウトで一直線に壁に向かい激突した様子は、普段F1を観ない人たちの間でも痛ましい様子に胸を痛めました。

2010年代にも悲しい出来事は起こり、しかもそれは日本で発生しています。
台風による大雨の影響を受けスピンした車両を撤去する中、後から来た車両がホイールローダーに潜り込む形で激突に至ります。

消火技術の向上で火災による死亡例は減少していますが、衝突で命を落とすケースは今も度々発生しているので、今後も安全対策の取り組みが必要不可欠だといえます。